【大井高校】出前授業と宙のとびら施設見学

大井高校で福祉を選択している学生さんに、2週連続で福祉についてお話をさせていただく機会がありました。

1週目は、高校に出向いて授業を行い、2週目は宙のとびらに来ていただいて施設見学をしていただきました。

1週目の福祉や高齢者についてのお話の冒頭、講師のサービス管理部遠藤部長より、粘土を使って「手はおしゃべりする」というお話がありました。

粘土を大切な物と思ってそっと包み込む時、怒りの感情で強く握った時、それが人だったら…高齢者だったら…？

そんなお話と共に、握りつぶされた真っ赤な粘土を見た学生たちは、一気に真剣な表情へと変わっていきました。

そして、今回のテーマは「自己肯定感」

介護の仕事は感情労働。様々なことが起こる中で、悪化した感情がお客様へ向かってしまうことは絶対に避けなければなりません。

そのために私たちは研修を受けます。自己覚知についても学びます。

今回の授業の中では、自己肯定感の具体的な高め方についても学んでいただけたことと思います。

この授業から1週間後、小田原市にある宙のとびらへ施設見学に来ていただきました。

見学に来ていただいたその日、宙のとびらでは2名のお客様のお誕生日。

お誕生日のお客様がいるユニットでは、お誕生日の飾り付けがされていて、もう少しで栄養課手作りのケーキが届くところでした。

見学の最後に伊藤施設長より、

「家でやらないことは施設でもやらない。家で過ごしていた時と同じように過ごしていただきたいと思っています」

とお話があり、実際に、誰でも自由に乗れる作りになっているエレベーターに気づいてくれた学生もいました。

介護について学んではいても、まだ10代の学生には介護を自分事として捉えることは難しいと思います。

「自分が入居したらどう？自分の家族が入居したらどう？」

そんな問いかけに、真剣に考える学生たち。

その想像力をずっと忘れないでいてほしいと思います。

2024年9月16日

社会福祉法人湖成会

Tsunagu　新里陽子

湖成会では福祉についてのお話、学校での出前授業なども行っております！

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