令和6年度新入職員法人研修
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湖成会では、4月1日から3日間の日程で新入職員法人研修を実施いたしました。
1日目は入職式後に会場で、2日目と3日目は神奈川県小田原市の特別養護老人ホーム宙のとびらに集合し、講義や個人ワーク、グループワークに取り組みました。
入職式後、最初の研修で一番にお伝えしたのは「理念」について。
何よりも大切にしてほしいこと、しっかりと向き合っていただきました。
その後の内容は社会人としての心得です。
学生という立場から社会人になるにあたって、何を大切にするのか、どう違ってくるのか。
ワークを通して実感していただきました。
最後に特別養護老人ホーム月のあかりを見学。時間が少ない中でめいっぱい、こだわりの施設を見ていただきました。
入職初日ということもあり、まだまだ緊張感の強い中で1日目が終了しました。
2日目の朝、やはりややこわばった面持ちの新入職員の方々。
どうしてもまだ緊張が大きい中、講師からの呼びかけに対して反応を躊躇したり、ワークシートを書く手が上手く進まなかったりという様子も見られました。
しかし、「人を大切にできる」ことについて考える経験や、同じ不安を抱えた同期とのペアワークを通して、徐々に肩の力が抜けていったようでした。
「自分なら嫌だと思うケアは、絶対お客様にしない」
その言葉に大きく頷きながら講義を聞く姿が見られました。
午後には施設見学や実際の施設内の映像を通して気づいた湖成会のこだわりを共有。
新入職員の方々が湖成会の理念を意識した視点をすでに持っているということが伝わってきました。
見学中、施設内でお客様とも交流をさせていただき、新入職員のみなさんのこの日一番の笑顔を見ることができました。
お客様と視線を合わせて向き合う先輩職員の姿を間近で見て、これからの仕事に期待が膨らんだと話す方も。
3日目はグループワークを中心に研修が進み、表情が緩む場面を見ることも多くなりました。
午前中のアイスブレイク、グループワークには新入職員だけでなくオブザーバーも参加!にぎやかなスタートに。
グループ内で話し合いを進めていく中で、相手の意見の聞き方やチームとしての行動の仕方を学んでいきました。
最終日の午後にはすっかり打ち解けた様子。
少人数グループに分かれ、これから社会人としてのスタートを切るにあたっての悩み、期待を伝え合い、オブザーバーに相談するワークでは話が尽きず…。
報告、連絡、相談。何も分からない状況でも、そこだけは自分から動いてみようとすることが重要だと実感したようでした。
最初は誰だって一歩踏み出すのが不安なものです。きっと配属先で待っている先輩職員たちも、最初は不安だったはず。
「お客様の目線に立って働くことができるだろうか」「ちゃんと仕事を覚えて、お客様を笑顔にできるだろうか」
まだ見ぬお客様を想い、寄り添えるか不安という声を多く耳にしました。
今のその心があればきっと大丈夫とオブザーバーに励まされると、安心したように笑顔になる新入職員の姿がありました。
研修の最後は、全員に目標を立ててもらいました。
社会人として、湖成会の新入職員として、しっかりと声に出して目標を発表する姿は、1日目から大きく成長したように見えました。
3日間の研修で何度も立ち返った「自らが受けたいと思う医療と福祉の創造」の理念。
これからも理念、そして今の初心を忘れず、まっすぐに進んでいっていただければと思います。
これから同じ湖成会の仲間として、よろしくお願いします!
2024年4月4日(木)
社会福祉法人湖成会
Tsunagu 山本 美羽子
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