ホーム わたしにとっての仕事 福本 楓

私の存在を、
心から
必要とする
人がいる。

STAFF INTERVIEW #03

特別養護老人ホーム 楓の丘 勤務 福本 楓さん

福本さん
DATA
2007年4月 入職(新卒)

この仕事を選んだのは小学生の頃、福祉のボランティアをしている母の背中を見たことがきっかけでした。将来、私もこの仕事をしているんだろうなって自然にイメージできて。周りからも早くから仕事を決めて、珍しいねって驚かれましたね。介護の仕事は夜勤もあるので生活リズムも不規則だし、友達と休みが合うわけでもありません。でも、お客さまのふとした時に見せてくれる笑顔とか、ちょっと手伝っただけでも「ありがとう」とたくさん言ってくれる瞬間が、いちばんの励みです。 私を必要としてくれていることがすごく伝わってくることが、やりがいに繋がっていると思います。

大切な人の最期まで、一緒にいたい。

最初は全然信頼関係がなかったお客さまが、徐々に私の顔を見たら手を上げてくれたり、私を見たら笑顔で喜んでくれたりする姿があって。他の職員にも笑っているけれど、私への反応が一番嬉しそうだったのがいまでも頭の中に残っているほど嬉しかったです。その方は去年亡くなられたのですが、 自分の人生の中で初めて人の死に対面したこともありとてもショックで。泣きながら車を運転して帰りました。

それ以来、他にも自分が見届けないといけないお客様がたくさんいるのですが、絶対に後悔しないように、今日が最期の食事かもしれない、これが最期のお風呂かもしれないと考え、いっそう丁寧に仕事できるようになりました。介護の仕事はニュースなどを見ていると悪いイメージが多いですが、実際はそうじゃない。一度見てもらえば、こんなに楽しいんだってわかると思います。 命の輝きに毎日寄り添う仕事は、いい意味で仕事に追われて、充実しています。

自然が大好きなので、休日は公園を散歩したり旅行に行ったりしています。

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